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2005年5月16日 (月)

反日デモに思う

4月は毎日のように反日デモに関する報道があり、中国では大変なことになっていると思ったものであるが、5月に入ってからあまり反日関連のニュースは聞かれなくなった。その後の大きなニュースでJR脱線事故があったという理由もあるかもしれない。しかし、私には今の若い人に反日感情があるのかどうかはなはだ疑問である。直近で私が中国へ行ったのは昨年の6月なので、反日デモの言葉さえ聞かれなかったころであり、現地での生の体験を受けたわけではなく、断言はできないが、マスコミが煽って、若者がおもしろがってそれに便乗しているだけのような気もする。

反日デモの中で、たとえば、日本製品のボイコットなどもあったが、ボイコットしてどうなるものだろうと思ったりする。日本製の車がアメリカにどんどん売れ出していた15年ほど前、そのために失業した労働者が、日本車に火を付けたりしていたが、その時の状況とは全く違う。当時は世界の工場は日本であり、自動車の他、電化製品など他の国を圧倒する勢いであった。それに対する反感というか、妬みもあったであろう。ところが、今はどうだろう。最近中国へ行ったことのある人は経験したことがあるかもしれないが、中国人の友人に贈り物をするときに非常に困るのである。スーパーに買い物に行ってみると、衣服、文具、電化製品、雑貨、食品に至るまで、ありとあらゆるものがメイドインチャイナなのである。中国製のものを中国人に上げるわけにもいかない。日本製品の購入を中国人がボイコットし、それに対抗して日本が中国製品のボイコットをすれば、トータルで困るのは中国の方というのは明らかである。中国人がそんなことも分からないとは思えないので、何かデモ自体がやらせのように思えてくる。

中国から日本への輸入は年々拡大し、その間いろいろなトラブルがあった。中国野菜の残留農薬問題、鳥インフルエンザ、SARS、そして今回の反日デモである。これまで、トラブルがある度に大問題になり、かなりの痛手を被った企業も多いであろうが、半年もせずに忘れ去られ、中国と取引をする企業は減ることはなかった。今回もすぐに忘れ去られるような気がする。

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