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2005年6月17日 (金)

中国の環境問題

昨日「日中間の循環資源貿易と中国でのリサイクルの現状」というテーマの勉強会に参加をする機会がありました。

毎年の経済成長率が7~9%と著しい経済発展の真っただ中である中国は、今や「世界の工場」と呼ばれています。世界各国で生産されていた製造工場が中国にシフトすることにより、あらゆる製品の製造が中国で行われているのです。急激な原料需要の増加に伴い、原料となる資源が不足していくるのは必然的で、実際にさまざまな加工場でリサイクルの原料が使われています。プラスチックくず、古紙、金属くずなどの輸入は、毎年右肩上がりで増えています。また、リサイクル原料だけでなく、中古品の輸入も大量になされています。中国では中古品の輸入は規制されているはずですが、香港経由などで、現実には大量に入荷しているのです。

日本では、「家電リサイクル法」「容器包装リサイクル法」「自動車リサイクル法」が施行され、循環型社会を目指し、法整備が進められてきました。国内ではそれなりに成果はあるのでしょうが、これらの法律は結果的に中国に大きな影響を及ぼしています。廃棄された製品は、日本国内で使用されるだけでなく、リサイクル原料として、中古品として、日本から中国に大量に運ばれているのです。これらが中国の環境汚染にも影響を及ぼすことは必至です。法律制定時はこの想定外であったのですが、今後この手の法律は、国外を視野に入れて制定すべきでしょう。

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