中国の自動車生産
中国の2003年の自動車生産台数は、444万台、2004年は507万台、ことしは7月末時点での累計生産台数は、326万台となり、300万台の大台を突破、これまでの生産状況は総じて安定していて、05年通年の自動車生産台数は550万台になると予測されています。これは世界の自動車生産の10%に当たり、総生産台数はすでにフランスを抜き、米国、日本、ドイツに次ぐ世界第4位の生産台数になっています。ちなみに日本の生産台数は約1000万台、中国の生産台数の伸びからするとうかうかしている生産台数の差ではありません。
日本は、それまで国内での生産品目であった、鉄鋼、造船、その他機械類など製品の製造はすでにNO.1の座を明け渡し、生産を他国にシフトしてきましたが、自動車だけは他の国に生産を譲れない姿勢を取ってきました。言い換えれば、自動車の生産は日本が工業国の雄であることの最後のトリデだと言っても過言ではないと思います。もし、これが中国に抜かれるようならば、日本の経済の危機というのもありますが、それよりも世界の中で日本という国の存在価値が薄くなってしまうような気がします。
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