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2005年10月 2日 (日)

小泉首相靖国神社参拝違憲判決

3度にわたる小泉純一郎首相の靖国神社参拝で精神的苦痛を受けたとして、台湾人116人を含む計188人が、国と小泉首相、靖国神社に1人あたり1万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が30日、大阪高裁でありまました。裁判所は、参拝が首相の職務として行われたとしたうえで、「国内外の強い批判にもかかわらず、参拝を継続しており、国が靖国神社を特別に支援している印象を与え、特定宗教を助長している」として、憲法の禁じる宗教的活動にあたると認めました。一方で、信教の自由などの権利が侵害されたとは言えないとして、原告らの控訴を棄却しました。
ちなみに高裁での違憲判断は今回が初めてです。

今回の判決において、参拝が公的か私的かという点については、特に重要性はなく、どちらでもあまり関係ないような気もします。しかし、この判決について気になった部分があります。「国内外の強い批判」という部分ですが、参拝には確かに強い批判はあったと思いますが、その反対意見として国内には首相が靖国参拝に行くべきであるという意見もたくさんありました。世論調査でも、かなり拮抗していて、どちらの意見が強かったと言えなかったと思います。極端に言えば、国内の強い参拝の意見を尊重して靖国にまいったということもいえるのではないでしょうか。私は小泉首相が明言はしないものの、批判の強い8月15日を避けて、時期をずらして参拝することにより、双方の意見を調整しているものだと判断しています。

今回の判決だけでなく、靖国参拝問題はこれまであまり知られていなかった近代史に国民の関心を持たせたという面では効果があったようです。

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