中国の会社設立に登記簿の認証
今年から日本の企業が、中国で会社を設立するのに必要な会社の登記簿(正確には履歴事項証明書)に中国大使館(または領事館)の認証が必要になりました。
領事館の認証は、書類を外務省で認証したものでないと受け付けません。外務省は法務局の出張所が出した登記簿をそのまま認証するわけではなく、法務局の本局で認証しないといけません。つまり、これまで登記簿を取ってくるだけですんだものが、地方法務局で登記簿の取得→法務局本局で認証→外務省で認証→大使館(または領事館)で認証 という手続きが必要となりました。申請の中には郵送では受け付けないものもあり、最後の大使館(領事館)の認証までに1週間程度時間がかかってしまいます。急ぎで書類が必要な場合など、早めに段取りをすることをお勧めします。
認証手続きは、登記簿だけではなく、戸籍簿、独身証明等、中国で求められる日本のあらゆる書類に対して必要とです。
認証手続きは、その書類が偽造書類ではないということを証明するためのものですが、この時期に手続きの変更があるのは、現在でもいかに偽造書類が多いかということの裏返しではないでしょうか。
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