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2006年5月22日 (月)

ポジティブリスト(輸入食品の残留農薬検査体制)

4年前に冷凍ほうれん草から残留農薬が検出され、輸入禁止になったことは記憶に新しいと思います。当時は冷凍野菜を輸入する商社に勤めていたので、その影響は多大でした。

食品への農薬残留については、食品衛生法により残留基準が設定されています。残留農薬の規制の仕方には、基本的にポジティブリスト制とネガティブリスト制という二つの考え方があります。ポジティブリスト制は、原則すべてを禁止し、「残留を認めるもの」のみを一覧表にして示すという方式です。ネガティブリスト制は原則自由で、「残留してはならないもの」を一覧表にして示すという方式です。

これまで日本の残留農薬の規制は、農薬について残留基準を設定し、基準を超えた食品の流通を禁止するとういネガティブリスト制に則ったやりかたでした。しかし、この方式では残留基準が設定されていない農薬については、いくら残留があっても規制できず、輸入農産物が激増するなかで問題が指摘されてきました。

この5月から施行されたポジティブリスト制では、まず、残留基準(および暫定規準、以下同じ)の設定されている農薬については、その基準以内での作物への残留は認めています(基準を超えれば、その作物の流通が禁止されます)。そして、それ以外の残留基準の設定されていない農薬の残留は禁止されます。残留基準が設定されていない農薬の残留については「人の健康を損なうおそれのない量」(一律基準値)を設定し、それを超えた残留のある農産物の流通を全面的に禁止するという対応をとっています。

食品輸入に携わっている会社は、これから影響は大きいと思われますが、実際には導入されてみないと見えない部分があります。

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