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2006年10月22日 (日)

鳥インフルエンザ

中国各地で鳥インフルエンザの発生し、感染が確認されています。鳥インフルエンザとは、人のインフルエンザとは別の鳥類のインフルエンザによる感染症のうち、感染した鳥の致死率の高い感染症です。鶏、鴨、七面鳥、うずら等が感染し、神経症状、呼吸器症状、消化器症状を呈します。鳥から人に感染した鳥インフルエンザの症状としては、一般的なインフルエンザと同様の症状(高熱、全身の痛み、咳)に加え、下痢が認められ、また、結膜炎、呼吸器症状や、多臓器不全に至る重症なものまで様々な症状が表れ、死亡することもあります。

 中国政府は、鳥インフルエンザの鳥から人への感染を確認、死者の発生を公表しています。人への感染状況は、中国政府発表によると21例で、そのうち死亡者は14例となっています。
人から人への感染はまだ確認されていませんが、注意が必要です。中国に滞在や旅行に行く予定のある方は、鳥にはむやみに近寄らない方が賢明です。日常生活上においては、
・石けんでの手洗い、うがいなど通常の感染症予防対策を励行する
・生きた鳥に近寄らない、死んでいる鳥などを触らない
・ウィルスは熱に弱く、加熱することにより死滅しますが、冷凍では死滅しないので鳥を調理するときに十分に火を通し、卵や調理道具はよく洗浄する
・発生地域への旅行は控え、旅行する場合は特に外務省海外安全ホームページ、感染症情報等を確認する
等が予防の方法と言われています。

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