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2010年3月19日 (金)

中国における日本企業の撤退1

ここ10年ほどの間に中国進出をした企業はたくさんありましたが、最近は中国へ進出
する企業はひところに比べてかなり少なくなってきたようです。

反対に最近は中国へ進出した企業の撤退が目立ってきました。

統計によると、日経外資企業の撤退は進出した企業の4割にも達します。

撤退の要因にはいろいろとありますが、IT関連企業の撤退が目立ちます。

撤退した理由を列挙すると

・中国経営者側とのずれ(合弁企業)

・経営幹部の不正

・知的侵害の問題

・新企業所得税のによる外資系企業への優遇政策の廃止

・新労働法の施行に伴い労働紛争の増加

・政府の輸出奨励、外貨獲得の方針転換(外貨余り現象)

・工業原料の輸入増値税の値上げ

・不正還付による還付率減少

・公害産業への拒否姿勢

・テナント料の値上げ(毎年20~30%)

・人件費のアップ

・運送コストのアップ

・取引先からの値下げ要求


などです。

中国に行けば儲かると簡単に考え失敗したケースも多いようですね。

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