中国における日本企業の撤退1
ここ10年ほどの間に中国進出をした企業はたくさんありましたが、最近は中国へ進出
する企業はひところに比べてかなり少なくなってきたようです。
反対に最近は中国へ進出した企業の撤退が目立ってきました。
統計によると、日経外資企業の撤退は進出した企業の4割にも達します。
撤退の要因にはいろいろとありますが、IT関連企業の撤退が目立ちます。
撤退した理由を列挙すると
・中国経営者側とのずれ(合弁企業)
・経営幹部の不正
・知的侵害の問題
・新企業所得税のによる外資系企業への優遇政策の廃止
・新労働法の施行に伴い労働紛争の増加
・政府の輸出奨励、外貨獲得の方針転換(外貨余り現象)
・工業原料の輸入増値税の値上げ
・不正還付による還付率減少
・公害産業への拒否姿勢
・テナント料の値上げ(毎年20~30%)
・人件費のアップ
・運送コストのアップ
・取引先からの値下げ要求
などです。
中国に行けば儲かると簡単に考え失敗したケースも多いようですね。
« 台湾料理「龍鳳楼」 | トップページ | 黄砂 »
「中国/アジア情報」カテゴリの記事
- 2019年1月上海(2019.01.24)
- 2019年1月上海(2019.01.24)
- 2018年7月大連出張(2018.07.30)
- 2017年10月大連出張(2017.11.05)
- 中国在日本爆买(2017.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
« 台湾料理「龍鳳楼」 | トップページ | 黄砂 »
コメント