万博のテーマソングはパクリだった
上海万博が間もなく開催されますね。
先日万博のPRソングに盗作疑惑が持ち上がりました。
本来は中国人の新作のはずでしたが、日本の岡本真夜さんの曲の写し
だったというのです。
音楽で盗作騒ぎはよく起きることです。
しかし、今回はかなり事情が違います。
・国の威信をかけた一大イベントである上海万博に関係するもの
・開催まで時間がなく、新たに段取りをする余裕がない
盗作でありながら、後になって堂々と使わせてくれ申しいれるというような話は聞いたことが
ないですが、今回はそうも言ってられない状況であったのでしょう。
これまでの中国側の対応であれば、
「まねして何が悪いの?」という回答や
「似てない」「盗作でない」と言い張っていたような気もします。
今回の騒動は岡本さん側が曲のPRソングとしての使用をOKしたことで、話は落ち着いたようです。
中国政府は近年知的財産権を保護するための法制度の整備を積極的に進めてきました。
なかなか改善が進まない理由には、中国の人々の意識にあります。
知的財産に関する問題は中国ビジネスの中でよく取り上げられます。
今回の騒動もその問題が表面化したものでしょう。
個人的には、上海万博が、大きな問題なく無事に成功してくれることを願いします。
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